「貧困ビジネス」被害の相談会 2016年1月9日

2016-01-29 2

「貧困ビジネス」被害の相談会
路上で生活している人などの受け入れ施設を違法に運営し、入居者から不当な利益を得るいわゆる「貧困ビジネス」の被害を食い止めようと、弁護士や専門家による無料の相談会が9日、さいたま市で開かれます。
この相談会は、貧困問題に取り組む弁護士や社会福祉士などで作る「反貧困ネットワーク埼玉」が開きます。
路上で生活している人を受け入れる施設をさいたま市に無許可で建築し、入居者から不当に利益を得ていたとして、先月、東京・足立区の宗教法人が市から行政処分を受けるなど、埼玉県内ではいわゆる貧困ビジネスの被害が確認されています。
相談会では、違法に運営されている疑いがある施設の入居者などを対象に、およそ10人の専門家がアドバイスを行い、施設を退去してアパートに引っ越すなど、具体的な支援を考えます。
主催する団体の藤田孝典代表は「受給する生活保護費のほとんどを、貧困ビジネスで取られ劣悪な環境に暮らして我慢している人が多い。
施設を出るという選択肢があることを伝え手助けをしたい」と話しています。
貧困ビジネスに関する相談会は、さいたま市岩槻区の「岩槻駅東口コミュニティーセンター」で午前10時から午後5時まで開かれます。
電話での相談も受け付けています。
番号は070-6653-4104です。
2016年01月09日 07時37分